静岡県河津町で開催された「第36回河津桜まつり」に、暴力団であることを隠して出店する権利をだまし取った疑いで、暴力団の幹部ら2人が逮捕されました。詐欺の疑いで10月8日に逮捕されたのは、指定暴力団稲川会八代目大場一家の幹部で、静岡県沼津市に住む男(36)と、この男と同居する自称アルバイト従業員の女(38)です。警察によりますと、2人は2026年2月から3月に開かれた「河津桜まつり」で、男が暴力団関係者であることを隠して、露店を出店する権利をだまし取った疑いが持たれています。「河津桜まつり」は、暴力団員やその関係者らの出店を禁じています。男と露店を共同経営する女が、暴力団とは関係ない旨を記載した誓約書などの書類を河津町観光協会などに提出したということです。まつりの期間中に会場を巡回していた警察官が、男と女が露店を営んでいることを確認し、詐欺の疑いで捜査を進めていました。露店は2つで、片方で焼きそば、たこ焼き、ポテトフライなど、もう1店舗で焼き団子、チュロス、唐揚げなどを売っていたということです。捜査に支障があるとして、警察は2人が容疑を認めているかどうかを明らかにしていません。露店の売り上げが暴力団の資金源になった可能性があり、警察は他の「売り子」もいたとみて捜査を続けています。