■長崎地検が不起訴処分 理由は公表せず介護で訪問していた高齢女性の通帳を使い、現金約396万円を引き出して盗んだとして、ことし8月に窃盗の疑いで逮捕・勾留されていた元西海市議の男性について、長崎地検は8日、不起訴処分としました。地検は処分理由について「関係者のプライバシーなどを考慮し公表しない」としています。■女性の通帳から15回 約396万円を引き出した疑いこの件を巡っては、警察が「女性の通帳を使って15回にわたり現金を不正に引き出し盗んだ」として男性を逮捕。その後、地検は22日間の勾留を経て、9月10日に処分保留で釈放していました。■「明確な指示を受けていた」男性は窃盗容疑を否認処分保留による釈放の翌日に行われた記者会見で、男性は一貫して捜査当局の容疑を否認していたと説明していました。会見で男性は、女性について「足が悪く、もう歩行すらなかなか上手くいかない」といった事情があったとし、生活支援の「お手伝い」として頼まれて現金を払い戻していたと主張。「明確な指示を受けて引き出し、払い戻して、それをすべて全額返還している」と語り、窃盗罪を否定していました。■一方で「基本的に触っちゃいけない部分」とも一方で、男性は「後見人でもないし、家族でもないので、基本的に触っちゃいけない部分」と述べ、本来関与すべきではない金銭管理を引き受けた上、「印鑑を押すとか、受領書をお渡しするとか、そこを完璧な形で行っていなかった」として、自身の対応に問題があったと説明し、関係者や地域住民へ謝罪していました。