フランスの中学で発砲、複数教師が負傷 14歳生徒を逮捕

フランス南部オーバニュの中学校で12日朝、学校の校長と教師が撃たれ、生徒1人が逮捕された。地元当局はフランス・メディアに対し、14歳の少年は「ギターケースの中に散弾銃を隠して」ラカナール中学校に入ったと明らかにした。発砲した少年を、職員が取り押さえたという。オーバニュのジャン=ピエール・スクイラリ市長によると、生徒たちにけがはなく、教師たちの命に別状はないという。マルセイユ検察庁は、殺人未遂容疑で捜査を開始したと発表した。地元メディアは警察筋の話として、この事件はフランス各地で続く教育現場の状況に対する抗議活動とは関係がないようだと伝えている。フランスの報道によると、警察が容疑者の自宅を捜索した際、武器を発見したため、父親の身柄も拘束したという。フランスのローラン・ニュネス内相は、両親ともに身柄を拘束したと明らかにした。ブーシュ=デュ=ローヌ県議会のマルティーヌ・ヴァッサル議長は記者団に対し、生徒がマルセイユから東約18キロにあるオーバニュで、学校に銃を持って侵入したところ、数発の銃声が響いたのだと話した。53歳の校長は脚と腰を撃たれ、37歳の教師は太ももを撃たれたとされる。3人目の人は軽傷を負ったという。マルセイユのニコラ・ベッソーン検察官によると、14歳の少年は1階にいた校長と教師を負傷させた後、2階に上がり、2発発砲した。「最初は教師の目の前で床に向けて、2回目は生徒がいる教室の中で黒板に命中させた」、「そこでは教師も生徒もけがはなかったが、ひどく動揺していた」と検察官は説明した。市役所によると、少年は学校の廊下で職員に取り押さえられ、警察に身柄を拘束された。「生徒全員が数秒以内に安全な場所に避難した」と、スクイラリ市長はソーシャルメディアに書いた。現場には心理支援ユニットが設置された。市長は記者団に対し、「事件は廊下で起きたので、子供たちはほとんど何も見ていない」、「かなりの人数がショックを受けたので、精神的に不安定な状態にある人は心理学者による診察を受けている」と話した。容疑者については、「他の子供と何も変わらない」生徒だと市長は述べた。「父親は学校の教育アドバイザーとの面談を希望していたが、それ以上のことは何も分かっていない」と、市長はフランスのテレビ局BFMTVに話した。事件の合った中学の生徒2人はBFMTVに対し、火災報知器が鳴り、階段を下りようと教室の外に出たところ、下へ降りないように言われたが、その後、容疑者と鉢合わせになったと話した。「彼は1メートルほど離れたところにいて、猟銃を持っていた。地面に向かって発砲した」と、生徒の1人は話した。「自分たちが逃げ出すと、彼はしばらく追いかけてきた。私たちは叫び始めた」ヌニェス内相はエドゥアール・ジェフレ教育相と共に現場を視察し、記者団に対し、学校は13日は休校になると述べた。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ショックを受けている教師、生徒、保護者に対し、「全面的な連帯と全面的な支援」を表明した。「教育チームの冷静さと模範的な対応は素晴らしかった。おかげで最悪の事態を回避することができた」と、大統領はソーシャルメディアに投稿した。ジェフレ教育相はソーシャルメディアで、「この容認できない行為は、私たちの社会で制御不能な暴力が増えているとまたしても示す証拠だ。私たちは全員、これに対して立ち上がらなくてはならない」と書いた。(英語記事 Pupil arrested after two teachers shot at French school)

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