釈放後に16歳の娘が死亡したのは、「違法な捜査」が原因だったなどとして、母親が国などに対し損害賠償を求めている裁判が始まり、母親は涙ぐみながら「なぜ拘束する必要があったのか」などと訴えました。 訴状などによりますと、当時16歳のるなさんは去年(2025年)6月、勤務していた兵庫県内の福祉施設で、利用者に暴行を加えたとして逮捕されました。 るなさんは、一貫して容疑を否認し、18日間にわたって勾留された後に不起訴となりましたが、PTSD・心的外傷後ストレス障害などを発症し、食事がとれなくなるなどして12月に死亡しました。 るなさんの母親は今年(2026年)6月、娘が死亡したのは長期間の勾留などの違法な捜査が原因だったなどとして、国や県に約1億円の損害賠償を求めて提訴しました。 きょう(21日)の第一回口頭弁論で、母親は涙ぐみながら「娘に謝ってください。なぜ拘束する必要があったのか。その事実と判断の根拠を明らかにすることを求めます」などと訴えました。 一方、国と県は全面的に争う姿勢を示すとみられています。