韓国・60代女性、警察から緊急通報用スマートウォッチ受け取るも…3日後に元夫から刃物で襲撃

【10月23日 KOREA WAVE】韓国・京畿道城南市で、60代の女性が、離婚した元夫に刃物で襲われ、負傷する事件が発生した。女性は事件の3日前に警察に身辺保護を求め、緊急通報用スマートウォッチを支給されていたが、被害を防ぐことはできなかった。警察は19日、殺人未遂の疑いで60代の元夫を緊急逮捕し、詳しい経緯を調べている。元夫は同日午前8時5分ごろ、城南市盆唐区にある元妻の自宅を訪れ、待ち伏せしていたとされる。出勤のため家を出ようとした元妻を室内に押し戻し、刃物で襲って負傷させた疑いが持たれている。元妻の家族は、玄関に独自に設置した防犯カメラで元夫が自宅を訪れた様子を確認し、女性に連絡を試みた。しかし、応答がなかったため、午前8時30分ごろ警察に通報した。元夫は犯行後、直ちに逃走した。駆け付けた警察は、倒れていた元妻を発見し、病院に搬送した。女性には意識があるものの、会話が難しい状態だという。警察は、女性の娘から「父親は母の姉と仲が悪い」との証言を得て、ソウルの警察に協力を要請した。その結果、午前10時19分ごろ、ソウル市中浪区にある元妻の姉の自宅付近で、刃物を持って歩き回っていた元夫を緊急逮捕した。元妻の姉に被害は確認されなかった。被害女性は事件の3日前に当たる16日、警察に身辺保護を求めていた。女性は「3年前に離婚した元夫から、自宅で一緒に食事をしようという電話が一度あり、不安を感じている」と訴え、緊急通報用スマートウォッチを支給された。元夫は海外で原子力発電所関連の仕事に従事していたが、2026年7月に帰国。10月12日午前8時ごろ、事前の連絡なく元妻の自宅を訪れ、「家族で集まろう」と話していたことが分かった。さらに16日にも電話をかけ、「子どもたちと一緒に会おう」と伝えていたという。警察はスマートウォッチを支給する際、事件としての届け出や元夫への警告措置、住民登録情報の閲覧制限申請、一時避難施設の提供などについて説明した。しかし、女性は「元夫を刺激するかもしれない」として、これらの措置を望まない意向を示していたという。警察は女性の意向を踏まえ、安全確保措置の期間を11月15日までと定め、通報システムと連携した巡回パトロールを実施していた。女性はその後、知人宅やソウルの親族宅に身を寄せていたが、出勤のため自宅に戻ったところを襲われたとみられる。警察は、犯行が一瞬のうちに発生したため、女性がスマートウォッチを適切に使用できなかったとみている。今回の事件まで、元夫に関するストーカー被害の通報はなく、脅迫や執拗な連絡、家庭内暴力の兆候も確認されていなかったという。(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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