【10月24日 KOREA WAVE】韓国ソウル市江西区で、同居する60代後半の実母を殺害した疑いで40代半ばの娘が緊急逮捕された。近隣住民は、亡くなった母親が孫娘を大切に育てる一方、娘から日常的に怒鳴られていたと証言している。ソウル江西警察署によると、娘は22日午前、同区牛長山洞の自宅で実母を殺害した疑いが持たれている。犯行時刻は午前7時から8時15分の間と推定される。警察は娘からの通報を受けて出動し、午前8時15分ごろ現場で身柄を確保。同8時40分ごろ緊急逮捕した。娘は当初、「継母に悪いことをした」と通報したが、捜査で2人が実の母娘であることが確認され、容疑は尊属殺人に変更された。逮捕された娘の子どもも、母親との電話で「祖母が私に毒入りの食事を食べさせようとしたので、懲らしめた」と聞いて不審に思い、警察に通報していた。ただ、警察によると、現時点で毒物は確認されていない。近隣住民の証言を総合すると、娘は実母、男きょうだい、自分の娘と暮らしていたとみられる。男きょうだいはその後、別居したという。警察によると、事件当時、自宅にいたのは娘と実母の2人だけだった。警察が遺族から聞き取った範囲では、母娘の間に金銭トラブルや恨みに関わる事情は確認されていない。一方、娘は普段から実母に「出ていけ」と怒鳴ったり、暴言を吐いたりしていたという。同じ建物に住む女性は「時々、ドンドンという音や、誰かがたたいたり物を投げたりしたような音が聞こえた。窓を開けていると、娘が母親に暴言を吐いたり怒鳴ったりする声が全部聞こえた」と話した。さらに「おばあさんが孫娘をほとんど育てたようなものだった。孫娘を本当に大切にしていたのに、娘は母親に怒鳴ってばかりで……」と言葉を詰まらせた。逮捕された娘は十数年にわたり精神科で治療を受けてきたとされる。近くで自営業を営む別の住民は「いつもたばこを吸っていて、気分が沈んでいるように見えた」と話した。以前、娘と会話したという40代の住民は「自分の事業計画を話して自慢していた」とする一方、「精神的に調子が良いようには見えなかった」と振り返った。警察は詳しい経緯を調べるとともに、精神科での治療歴なども確認する方針だ。(c)KOREA WAVE/AFPBB News