保険金詐欺を指南したとして、警視庁と埼玉県警の合同捜査本部は28日、詐欺の疑いで東京都北区上十条の会社役員、水津宏大容疑者(35)と埼玉県深谷市畠山の個人事業主、山口森(しげる)容疑者(50)、広島県廿日市市阿品の会社役員、小篠(おざさ)正光容疑者(30)の3人を逮捕した。警視庁捜査2課は、いずれの認否も明らかにしていない。捜査2課によると、3容疑者はSNSやオンラインサロンなどを介して知り合った副業希望者に対し、自損事故を装って保険会社から傷害保険金をだまし取る手口を教える指南役とみられる。成功報酬などの名目で、詐取金の一部を受け取っていた疑いがある。水津容疑者の逮捕容疑は、令和6年12月ごろ、共謀して川崎市の40代の男が「バスケットボールで転倒し、手首を捻挫した」などと保険会社に虚偽の請求をして傷害保険金9万円をだましとったとしている。山口、小篠容疑者も別の2人と共謀し、同様の手口で、それぞれ同じ保険会社から9~18万円をだまし取ったとしている。傷害保険金を請求した男3人もそれぞれ任意で捜査している。3容疑者は、10月7日に別の3人と共謀した同様の詐欺容疑で逮捕されている。警視庁によると、水津容疑者名義の口座には約8000万円、山口、小篠両容疑者名義の口座にはそれぞれ約1000万円の振り込みが確認されており、複数の保険会社が同様の詐欺被害にあったとみて関連を調べる。