旬の魚を求めて、鮮魚店を訪れた取材班。活きのいい魚が次々と運び込まれてきますが…。 (報告・梶村百花 記者) 「売り場には、新鮮な魚がたくさん並んでいる中、秋が旬のサンマやサケが見当たりません」 サケの漁獲量の減少は温暖化の影響だと言いますが、サンマが少ないのには、他の原因もあると言います。 (活魚センター大昌総業・康本大海 営業部長) 「大きい魚がサンマを食べてしまうので、ほとんど海にいなくなった。店頭に並ぶほどの数がない状況。一日30~50箱来ていたんですけど、ことし(2026年)はよく来て5箱、もう2~3箱になった。去年(2025年)も少ないと言われてたが、ことしは、さらに少なくなった」 逆に、小魚を食べるマグロやカツオの漁獲量は2割ほど増えているため、扱いも多くなっているということです。 一方、店内で目についたのが「ウナギ」。天然ものなら、秋が旬だと言いますが、現在主流となっている養殖ものは、一年を通じて安定しておいしく食べられると言います。 この鮮魚店で扱われていたのは、国産の養殖ウナギですが、中国産は国産に比べて1割ほど安いものの、味もほとんど変わらず、おいしいといいます。ただ、扱わないのには、ある事情が…。 (活魚センター大昌総業・康本大海 営業部長) 「100%国産にこだわっています。まざると僕らもわからなくなるので。品種自体が一緒なので、ちょっと見分けるのは難しい」 プロでも見分けるのが難しいという、ウナギの産地。先週、京都で起きた事件は、こうしたウナギを見分ける難しさを悪用したのでしょうか。 不正競争防止法違反の疑いで逮捕された、京都市伏見区のウナギ料理店、『土井活鰻』の社長、土井貴史容疑者。店のメニューには…。 『全国でも有数の鰻(ウナギ)の産地である愛知県一色町から厳選して仕入れております』 ところが、警察が店のウナギを鑑定したところ、中国産であることが判明。土井活鰻が去年(2025年)1年間に仕入れたウナギ18トンのうち、国産は2%にも満たなかったということです。 中国産のウナギを客に国産と誤認させ、販売した疑いで逮捕された土井容疑者は、警察の調べに対し、「産地偽装とは思っていません」と容疑を否認しているということです。