「行動把握できず」 官製談合容疑の職員逮捕、川崎市が謝罪

官製談合防止法違反などの容疑で川崎市の幹部職員が逮捕された事件。関口隆雄容疑者は、価格を漏らした相手と市役所内で会っていたとされる。市は4日に記者会見を開いて謝罪し、後任にあたる畑透・施設整備部長は「担当職員にはなるべく複数人で業者に対応するよう指導しているが、全ての行動を把握できていない」と実情を吐露した。 市では2015年に市発注の公園整備工事を巡り、入札情報を造園業者に漏らしたとして、建設緑政局の職員が逮捕、有罪判決を受けた。その後、情報管理の徹底など対策を図ったが、再び事件が起きた。福田紀彦市長は今回の逮捕について「非常に重く受け止めている。全職員に綱紀の粛正を指示し、事実が明らかになった際には厳正に対処していく」とコメントした。 関口容疑者は1989年に入庁。2023~24年度にかけてまちづくり局施設整備部長だった。現在は同局付の担当部長で、今年7月中旬から「病気休職」となっていた。 市内の塗装業者からも、さまざまな声が上がった。ある50代の男性社長は、業界のイメージダウンにつながるとして「ショックだし、残念だ」と話した。一方、川崎塗装業協会に加盟する別の30代男性社長は「公共工事は癒着がすごくて自分は参入できないが、今回の事件はよくある構図だと思った」と語った。【葛西大博、入学佳成】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加