静岡県が発注した防災対策工事の入札で、業者に予定価格を漏らして落札させたとして逮捕・送検された県職員の男について、静岡地検は、11月4日、起訴しました。官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは、県袋井土木事務所に勤務する男(57)です。起訴状などによりますと、男は、2026年2月に実施された川の洪水対策工事をめぐる2件の一般競争入札で、磐田市の建設会社に予定価格をメールで伝えて落札させ、公正な入札を妨害した罪に問われています。関係者によりますと、男は事務所のパソコン端末から公用のメールアドレスを使い、入札情報を業者側に伝えていたとみられていて、送信したメールには「見たら削除してください」といった旨の記載があったということです。また、男から予定価格を聞いて不正に落札したとして、業者側の取締役2人も起訴されました。関係者によりますと、3人は警察の調べにいずれも容疑を認めているということです。県職員が起訴されたことについて、県の縣茂樹総務部長は「県職員が、官製談合防止法違反及び公契約関係競売入札妨害罪で起訴されたという事実を大変重く受け止め、県民の皆様に改めて深くお詫び申し上げます。再びこのような不祥事が発生することのないよう、徹底した原因分析を行い、実効性のある再発防止策に取り組むとともに、全職員が公平公正に職務を遂行し、県政に対する信頼回復に努めてまいります。」とコメントしました。