(CNN) 米大統領警護隊(シークレットサービス)が5日、ホワイトハウス付近で男を逮捕していたことが分かった。男は盗難車の中に複数の銃を所持し、トランプ大統領をほのめかしていた疑いがある。米国土安全保障省(DHS)によると、シークレットサービスの隊員は、ホワイトハウスのそばに止めた車の中で不審な行動を取っているロニー・ヨルドリックス・グアニパ・チリノス容疑者に気付いた。チリノス容疑者はベネズエラ国籍で、米国に不法入国していたという。DHSは声明で「隊員が問い詰めたところ、容疑者はワシントンに行ってトランプ大統領を殺せという声が頭の中で聞こえた、と供述した」「隊員はその後、この車に盗難届が出されていることを確認した。容疑者は車内に武器を所持していることを認めた」と明らかにした。DHSによると、隊員は車内からライフル銃1丁と拳銃2丁、銃弾数十発を発見した。チリノス容疑者は銃器関連の容疑や車両の無断使用、盗品の譲り受けなどの疑いで逮捕された。チリノス容疑者は現在、米連邦保安官局に身柄を拘束されている。DHSによると、容疑者が米国に不法入国したのは2024年。シークレットサービスによると、ホワイトハウス周辺では、精神的な問題を抱えた人に関係する事案が大幅に増えている。複数の当局者によると、そうした問題を抱える人にとって、ホワイトハウスや大統領が象徴的な関心の的になることがある。ホワイトハウスの検問所付近では今年5月、過去に精神的な問題を抱えていた男が発砲し、シークレットサービスの隊員に射殺される事件も起きていた。