韓国・ストーカー被害を4回通報した女性死亡…元交際相手の電子足輪解除から2週間

【11月07日 KOREA WAVE】ソウル市恩平区で、元交際相手の70代女性を殺害した疑いで60代の男が逮捕された事件で、過去にストーカー行為などに関する通報が4回寄せられていたことが分かった。女性は警察から危険度の高い「A等級」の対象者として管理されていたが、男の位置追跡用電子足輪の装着終了から約2週間後に遺体で発見された。ソウル恩平警察は5日午前、恩平区仏光洞の集合住宅で男を現行犯逮捕した。同日午前6時40分ごろ、女性の家族から「連絡が取れない」と行方不明の届け出を受け、携帯電話の位置情報と過去の通報履歴を基に男の自宅を確認した。室内には死亡した女性と、意識がもうろうとした男がいた。女性には鈍器によるものとみられる損傷や、皮膚が裂けて出血した痕があった。男はベッド脇の床に横たわり、意思疎通が難しい状態だったが、目立った外傷はなかった。現場からは凶器と疑われる物が見つかった。警察は6日に司法解剖し、詳しい死因や凶器との関連を調べる。2人に関する最初の通報は2024年9月で、交際中の男につきまとわれているという内容だった。2026年6月にも、別れた男が追ってくるとの通報があり、警察が現場で口論を確認。2人を引き離し、女性をパトカーで自宅へ送り届けた。その約1週間後にもソウル南大門警察に同様の通報が寄せられた。過去の経緯を踏まえ、男には書面での警告、女性の100メートル以内への接近禁止、電話や通信手段による接触禁止の暫定措置が取られた。女性には緊急通報用のスマートウォッチが支給された。しかし男は7月18日、復縁を求めて女性の住居までついて入り、暫定措置に違反した疑いが持たれている。女性のスマートウォッチからの通報で警察が出動し、男を逮捕した。ソウル麻浦警察は同月20日、ストーカー処罰法違反と窃盗、暴行容疑で逮捕状を請求する手続きを取ったが、検察が差し戻した。当初は殺人未遂容疑の適用を検討していたものの、検察との協議を経て暴行容疑などに変更したという。警察は女性との隔離が必要と判断し、拘置所への留置と電子足輪の装着などの暫定措置を申請。男は7月23日から8月22日まで南部拘置所に留置され、釈放後も電子足輪を装着していたが、10月22日に終了した。女性には7月の事件直後に5日間、男の釈放時に3日間、臨時宿泊先が提供された。警察は釈放前日にも女性に会い、安全確保のための措置を勧めたとしている。警察によると、女性をA等級の対象者として27回にわたり状況確認した。電子足輪の装着終了1週間前にも電話で安全や追加措置の必要性を尋ねたが、「特段の事件や犯罪の兆候、身の危険は確認されなかった」と説明。追加措置のないまま装着期間が終了したという。女性が男の自宅を訪れた経緯は確認中だ。男は搬送先の病院で同日午後に意識を一部回復したが、通常の意思疎通は難しく、対面での取り調べはできていない。警察は現場の鑑識や防犯カメラ、ドライブレコーダーの映像を調べ、2人の足取りと犯行時間帯の特定を進めている。男の健康状態や捜査の進展を見て、逮捕状請求の時期などを判断する。(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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