警察によりますと、埼玉県さいたま市の麻酔科医・室井賢一容疑者は、2022年10月4日、当時勤務していた仙台市泉区の仙台循環器病センターで、病気の治療目的以外で医療用の麻酔薬を数ミリリットル所持し、自分の体に注射して使用した、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いがもたれています。 病院の関係者が病院の更衣室で倒れている室井容疑者を発見し、警察に薬物中毒の疑いがあると通報し、犯行が明らかになりました。 警察は、捜査に支障が出るとして室井容疑者の認否を明らかにしていません。 警察は、麻酔薬の入手ルートや使用した量などを詳しく調べています。 仙台循環器病センターは「今回の逮捕を大変驚いている。当時、手術などの業務は滞りなく行っていて変わったところはなかった」と話しています。