悲しみが続いています。 郡山市で大学入試当日の受験生、19歳の女性が飲酒運転の車にはねられて死亡した事件から1週間。 29日も多くの人が現場を訪れ手を合わせ、亡くなった女性を悼んでいました。 【遠藤一彰記者】 「発生から一週間がたち、現場にはこのように数えきれないほどの花や飲み物が供えられています。これだけ多くの人が、女性の死を悼んでいます。」 痛ましい事件から1週間。 29日も現場には多くの人が訪れ、花を供えるなどして手を合わせ、亡くなった受験生の死を悼んでいました。 献花をした人は「悲しいです。せっかく大阪から来てくれたのに。未来ある子の命が。福島県人としてやっぱり恥ずかしい。」「飲酒運転、前から駄目だって言ってるんで、もっと厳しく取り締まってほしいです。」などと話していました。 1月22日。 郡山駅前で、大学受験の当日だった大阪府の横見咲空さん(19)が、軽乗用車にはねられ死亡しました。 逮捕されたのは、市内に住む池田怜平容疑者(34)。 酒気を帯びた状態で車を運転した疑いなどが持たれています。 捜査関係者によると、池田容疑者は前の日の夜「6時間ほど飲酒をした」となどと話していて、数時間の休憩後に車を運転したとみられています。 警察は29日午後、周辺の道路を通行止めにして実況見分を行い、現場の距離などを計測。当時の詳しい状況を調べました。 捜査関係者によりますと、池田容疑者は警察の調べに対し「急いでいて信号を無視した」と供述。 防犯カメラの映像などから、車は制限速度の40㎞を超える速さで交差点に進入、現場の交差点を含め、少なくとも3カ所の信号を無視していたとみられるということです。 警察は、危険運転致死罪の適用も視野に捜査しています。