多摩川の河川敷で捕獲したハトの首を切るなどして死なせたとして、警視庁はタクシー運転手の男を逮捕しました。 動物愛護法違反などの疑いで逮捕されたタクシー運転手・辻博容疑者(49)は、去年6月ごろから8月までの間、川崎市の自宅で、捕獲した野生のハトをムチで叩いたり拳で殴ったりしたうえ、ハサミで首を切って死なせたなどの疑いがもたれています。 辻容疑者は鳥のマスクを被って、かごに入ったハトをむちで叩いたり、小鳥の羽をむしるなど虐待している動画を撮影し、自身のSNSに繰り返し投稿していたということです。 去年9月から警視庁に動物愛護団体などから100件以上の情報提供が寄せられ、事件が発覚しました。 ハトは多摩川の河川敷で捕獲していたほか、小鳥は都内のペットショップで偽名を使って購入するなどしていたとみられています。 辻容疑者は取り調べに対し、「なんで俺に懐かないんだ。愛情の裏返しで粛清した」などと容疑を認めているということです。