かつて「原田桜怜」「前田栄子」の名前で活動していたグラビアイドル手束真知子(38)が8日、YouTube「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」に出演。自身が経営している東京・秋葉原のコンセプトカフェが風営法の許可申請を行っていなかったため、警察に逮捕されていた件について言及した。 手束は昨年6月にXで「ご報告」から始まる長文をアップ。「報告が遅れてしまい大変申し訳ございません。今回、私が経営する秋葉原にあるグラビアアイドルが働くコンセプトカフェ『発掘!グラドル文化祭』の営業内容が風営法の許可が必要なものだったと警察に検挙されました」と報告していた。 動画内で手束は昨年5月に摘発されたといい「風営法っていうものの許可を取ってなくて。取ってくださいねと注意を2月ぐらいに受けて行政書士の方に頼んだんですよ。ですけども、5月に摘発になっちゃったという」と説明。処理を頼んでいたが実行されていなかったと主張し「ちょっと悪く言うとだまされたみたいな感じなんですけど。行政書士が動いてなかった」と語った。 経緯として「もともとは2015年にオープンしたんですけど、その時の秋葉原界隈のコンカフェは、10年前は風営法を取らずに営業してもいいというか。(取らずに)営業しているお店がほとんどだったんですね。そんな中、私は何かあったら嫌だから、風営法を取りたいですって2015年に言ってたんですよ。で、その行政書士を紹介されたんですね」と説明した。 そして行政書士から「そしたら、この建物自体、もうすぐに学校があるから取れないですよって言われたんですよ。でも(店舗を)契約しちゃってたんですよ。何をどうしたら風営法に触れないかってやっていたんですけど、それが10年たって、コンカフェは風営法取ってやりましょうねっていう世の中に変わってたらしいんですね。ちょっとそこはリサーチ不足だったんですけど」と補足した。 さらに「(行政書士から開店前に)風営法取れませんでしたって言われた時に、もう僕動いてるんで(未取得だったけど報酬の)半額の10万円くださいって言われたんですよ」と打ち明けた。 そして昨年2月に警察に注意された際に「(風営法が)取れないんです」と説明すると、警察側から「絶対取れます」と言われたという。「それでおかしいなと思って(以前に頼んだ)行政書士に聞いてみるかと」。そこで取得活動を開始した矢先の5月に摘発されたと明かした。 撮影スタッフからは「10年前に取れなかった人に何でお願いしてしまったのか」と指摘されると、「もう半額払っちゃったから悔しくて。悔しくて残りの半額でお願いしますって言ってちょっとディスカウントしちゃって。安かろう、悪かろうでダメだなと思いました」と反省していた。 手束は16歳でデビューし、原田桜怜の名で04年に「ミスヤングマガジン」を受賞。09年には前田栄子と改名後、のちに本名の手束真知子に戻した。その後は現役アイドルを続けながら秋葉原での店舗を経営していた。 「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」は、フリーランスのディレクター三谷三四郎氏が、さまざまなジャンルの注目人物に街頭インタビューするチャンネルで、著名芸能人から事件事故などの経験者まで登場。登録者数162万人を超える人気コンテンツとなっている。