【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は20日午前、「非常戒厳」宣言を巡り、内乱罪で逮捕、起訴された尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領側が申し立てた勾留取り消し請求について審問を行う。法曹関係者が10日、明らかにした。 内乱罪に問われた尹大統領の最初の公判準備手続きも20日の同じ時刻に開かれる。 尹大統領が審問に出席するかどうかは決まっていない。尹大統領側の石東炫(ソク・ドンヒョン)弁護士はこの日、SNS(交流サイト)に大統領の出席は可能だが、出席するかどうかは大統領と弁護団が検討して決めると投稿した。 尹大統領側は4日、起訴時点ですでに勾留期限が過ぎていたことに加え、捜査権のない機関の捜査とそれに基づいた起訴が違法であるとして、勾留取り消しを請求したと明らかにした。検察側と尹大統領側で勾留期限の算出方法の解釈が分かれている。 裁判所は特別な理由がなければ、請求を受けた日から7日以内に判断を下さなければならないため、11日までに判断が示されると見られていたが、裁判所は20日の公判準備手続きに合わせて審問を行うことを決めた。