愛媛県宇和島市の住宅で同居している80代の父親の遺体を放置したとして、11日、51歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、宇和島市吉田町立間尻の無職、伊勢居真也容疑者(51)です。 警察によりますと、伊勢居容疑者は先月下旬、父親の進さん(80代)が自宅で死亡したにも関わらず、そのまま放置したとして、死体遺棄の疑いが持たれています。 進さんの安否に関する情報が宇和島市に寄せられ、市から依頼を受けた警察が10日午後9時半過ぎ、伊勢居容疑者の自宅を訪れたところ、1階の部屋で進さんの遺体が発見されたということです。 遺体に目立った外傷は確認されていないものの、腐敗が進んでいるということです。 伊勢居容疑者は父親の進さんと2人で暮らしをしていて、近所の住民は、先月末に進さんを目撃したと話しています。 調べに対し、伊勢居容疑者は「父が自宅で倒れ死んでいるのを見つけたが、遺体をそのまま放置していた」と容疑を認めていて、警察は死因を調べるとともに、これまでの経緯などを捜査しています。