宇都宮市の風俗店で売春行為をさせたとして、栃木県警と警視庁の合同捜査本部は10日、売春防止法違反の疑いで従業員の男を逮捕しました。 12日午後1時すぎ、宇都宮市江野町にある風俗店「貴賓館」に県警と警視庁の捜査員が捜索に入りました。 現行犯逮捕されたのは、小山市羽川の風俗店従業員豊田裕三容疑者(57)です。 警察によりますと、豊田容疑者は捜査の入った風俗店で、女性従業員が不特定の男性客と売春することを知りながら料金をとって売春を行う場所を提供したとして、売春防止法違反の疑いが持たれています。 警察の調べに対し豊田容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。 捜索では店から、従業員の名簿や売り上げ表のほか避妊具などが押収されたということです。 全国の風俗店に女性を紹介し、取締りを受けた巨大スカウトグループの「アクセス」に、紹介の見返りとして「スカウトバック」と呼ばれる報酬を支払っていたことも確認されていて、警察では共犯者の有無や余罪なども含めて捜査しています。