国の新型コロナ対策の助成金2202万円を不正に受け取ったとして、福岡県久留米市にある結婚式場などの運営会社の前社長らが逮捕された事件で、新たに店舗責任者などの男女3人が逮捕されました。 この事件は、国の雇用調整助成金を不正に受け取ったとして久留米市に本社を置く結婚式場などの運営会社「アルカディア」の前社長・大串淳容疑者(54)ら幹部の男女5人が詐欺の疑いで逮捕されたものです。 警察は13日、新たにアルカディアの社員で披露宴会場の支配人などを務めていた福岡県久留米市の北岡幸二郎容疑者(44)と川原高典容疑者(46)、福岡市南区の南川舞子容疑者(36)の3人を詐欺の疑いで逮捕しました。 警察によりますと、北岡容疑者らは大串容疑者らと共謀して2022年11月、従業員104人のうち97人について、休業日数をのべ929日以上水増しして申請し、国の雇用調整助成金2202万円を不正に受け取った疑いが持たれています。 警察は「共犯事件のため捜査に差し支える」として北岡容疑者ら3人の認否を明らかにしていません。 警察は、ほかにも関与した従業員が複数いるとみて事件の全容解明を進めています。