松江市や沖縄県那覇市のホテルで、30代の女性に不特定多数の男性と売春行為をさせたとして、松江警察署は18日、大阪府堺市の30歳の男と42歳の男を売春防止法違反容疑で逮捕しました。今回の犯行容疑での検挙は、島根県警の統計が残る平成元年・1989年以降では初だということです。 逮捕されたのは、ともに大阪府堺市の30歳の男（職業・捜査中）と42歳の男（無職）です。 警察によると2人は、2024年11月18日から12月2日までの間に、30代の女性をキャンピングカーや宿泊施設に居住させた上で、松江市や沖縄県那覇市のホテルで、不特定多数の男性客と売春行為をさせた売春防止法違反（管理売春）の疑いが持たれています。 女性は、インターネットの出会い系サイトで客を募り、すくなくとも9人に売春行為をさせられ男らに金を搾取されていて、さらに余罪があると見られています。 松江署が別の事件で捜査中に今回の犯行が明らかになったとしています。 売春防止法第12条では、自己の所有する場所や指定する場所に居住させて売春をさせることを業とした者は、10年以下の懲役及び30万円以下の罰金に処すると定められています。 警察によると、この条項による検挙は、島根県警で統計が残る1989年以降では初めてだとしています。