2024年6月、新潟市中央区の貴金属買取店で従業員に対し、刃物を突きつけて現金を奪おうとした事件に関与していた強盗未遂等の疑いで、東京都の男と京都府の女が逮捕されました。 逮捕されたのは、東京都杉並区堀ノ内の販売員の男(24)と京都府京都市南区西九条開ヶ町の警備員の女(26)です。警察によりますと、2人は20代の男及び氏名不詳者らと共謀して、2024年6月19日に新潟市中央区の貴金属買取専門店で従業員に対して刃物を突きつけ、現金を奪おうとした疑いがもたれています。 強盗未遂事件の捜査の過程で、2人の関与が発覚。2人はリクルーター役を担い、インターネットを通じて募集していたということです。20代の男とは面識がなく、2人が勧誘をしたかについては捜査中です。 また、2人は共謀して2024年5月下旬に何らかの報酬を受け取る約束で、氏名不詳者に対し男の銀行口座の暗証番号をSNSで提供し、その口座のキャッシュカードを送付した疑いがもたれています。 警察の調べに対し、強盗未遂の容疑について男は「私が強盗未遂事件の共犯であることは間違いありません」と容疑を認め、女は「その通りで間違いありません」と容疑を認めています。 また、犯罪による収益の移転防止に関する法律違反について、男は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認め、女は「一緒に口座を売ったのは間違いありません」と容疑を認めています。 警察は、2人の関係性や余罪を含めて調べるとともに、いずれの事件もトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)が関与しているとみて全容解明に向けて調べを進めています。