住宅ローンに関する虚偽の書類で金融機関から2400万円をだまし取ったとして、暴力団幹部の男などが詐欺容疑で逮捕されました。 宮城県警は21日、福島県内の暴力団事務所の家宅捜索を行いました。 記者リポート 「午後1時すぎです。捜査員たちが事務所とみられるビルに入っていきます」 宮城県警は21日午後、福島県郡山市にある指定暴力団稲川会系の事務所で家宅捜索を行い、書類などを押収しました。県警によりますと、指定暴力団稲川会系の幹部・桜中正彦容疑者(58)など3人は2022年8月、暴力団員であることを隠した虚偽の内容で住宅ローンの融資を申し込み、多賀城市内の金融機関から現金2400万円をだまし取った疑いが持たれています。 捜査に支障があるとして県警は3人の認否を明らかにしていません。県警は3人がだまし取った金で仙台市内の中古マンション一室を購入し、暴力団の事務所として使っていたとみて調べています。