全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の団長だった元弁護士の男が、弁護団の口座から約3879万円を着服したとして再逮捕されました。 業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、熊本市東区御領の元弁護士・内川寛容疑者(63)です。 内川容疑者は2019年1月から2020年12月までの間に、当時団長を務めていた『全国B型肝炎訴訟熊本弁護団』の口座から、75回にわたり現金あわせて約3879万円を着服した疑いが持たれています。 警察によりますと、内川容疑者は着服した金を住宅ローンの返済や自身の事務所の経費などに使っていました。 警察の取り調べに対して、内川容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 内川容疑者は、2月4日にも弁護団の口座から現金を着服した疑いで逮捕されています。 この事件をめぐって、弁護団の調査では少なくとも1億1400万円あまりの使途不明金が確認されているということで、警察はさらに捜査を続けます。