暗号資産「イーサリアム」約1.9億円を60代男性がだまし取られる 警察官や検察官名乗る男から電話 特殊詐欺として奈良県で今年最大の被害額

奈良県内に住む60代男性が暗号資産約1.9億円をだましとられる被害がありました。警察は詐欺事件として捜査しています。 去年9月、奈良県生駒郡に住む60代男性は、自宅の電話に保健医療局薬務課「アキモト」を名乗る男から電話があり、「あなたの保険証番号で普通の患者には出してはいけない薬が購入されているがその薬は手元にありますか?」と電話がありました。 男性は「身に覚えがない」と男に伝えたところ、宮城県警仙台中央署の警察官を名乗る男から「身の潔白を証明するためにはお金を支払う必要がある。貯金額を教えてください。これを外部に漏らしたら奈良県警に動いてもらい逮捕する」などと言われたということです。 男性は男に貯金額を伝えたところ、さらに検察官を名乗る男から電話があり、指示された通りに銀行口座や暗号資産取引所の開設、去年10月~11月にかけて、19回にわたり計1億9000万円分の暗号資産「イーサリアム」を送金したということです。 今年2月に入り、知人に相談したところ、詐欺ではないかと指摘があり、警察へ相談し被害が発覚したということです。 警察によりますと、特殊詐欺として奈良県内で今年最大の被害額だということです。

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