架空の保険商品を客に契約させ、男女5人から現金合計380万円をだまし取ったとして26日、元保険外交員の女が逮捕されました。 詐欺の容疑で逮捕されたのは損保ジャパンが委託している代理店で働いていた元保険外交員で上越市に住む女(78)です。 警察によりますと女は2019年5月頃から2022年10月頃までの間、上越市内において40代から70代までの男女5人に対し、虚偽の保険商品を勧誘・契約させ、その保険金名目で現金合計380万円をだまし取った疑いがもたれています。 被害者らは女と連絡がつかず保険会社に連絡したところ「そんな商品はない」と言われたことから、ことし1月から2月にかけて警察に被害を届け出していました。 警察の調べに対し、女は「その通り間違いありません」と容疑を認めています。 損保ジャパンの発表によりますと女の不正行為は個人で代理店を営んでいた2002年に始まったとみられ、現時点で分かっている被害は上越市などに住む23人から78件、約8000万円にのぼるということです。 警察は同様の詐欺事件に女が関与していないか調べを進めることにしています。