仙台拠点「打ち子」に実刑判決 710万円の電子マネーをだまし取り30人逮捕 組織的詐欺の罪

特殊詐欺グループの「打ち子」として、電子マネーをだまし取ったとして、30人が逮捕された事件で、組織的詐欺の罪に問われた3人の被告に対し、仙台地方裁判所は2月26日、実刑判決を言い渡しました。 判決を受けたのは、仙台市宮城野区の会社員・加藤ゆう被告(23)と、若林区の無職・菅野洸被告(35)、泉区のアルバイト、野村瑠生被告(25)の3人です。 起訴状などによりますと、3人は青葉区内のマンションの一室で、去年5月から6月にかけて、県外に住む3人にSNSで「7億円が当たった」などとメッセージを送り、受け取りには手数料が必要などと嘘を言って、合わせて710万円の電子マネーをだまし取った組織的詐欺の罪に問われていました。 26日、仙台地裁で開かれた加藤被告への判決公判で、宮田祥次裁判長は「多くの人にうそのメッセージを多数送信し、犯行に不可欠で重要な役割を果たしている」などと指摘し、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。 一方、菅野被告と野村被告に対しては懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加