警察手帳のようなものを見せ、逮捕状が出ているなどと嘘の電話で、多額の金をだまし取られるニセ電話詐欺の被害が県内で相次ぎました。 このうち、長崎市の60代の女性は2月7日から10日にかけて、岡山県警の刑事と検事を名乗る男から「女性名義の口座が資金洗浄に使われた可能性がある」「逮捕状が出ている」などとの電話を受けました。 ビデオ通話で警察手帳や「差し押さえの許可状」のようなものを見せられ信じた女性は保釈金名目などで現金995万円を振り込み、だまし取られました。 また長崎市の30代の男性も警察庁を名乗る男などからの電話で「逮捕状が出ている」などとだまされ、現金50万円を振り込み、被害に遭いました。 県警は、警察や検察庁が逮捕しない代わりに金の振り込みを求めることはないとして注意を呼びかけています。