6歳の未就学児の娘を奈良県桜井市にある24時間営業のスーパーマーケットに置き去りにしたとして、警察は27日、看護師の34歳の母親を逮捕しました。 保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは京都府木津川市に住む34歳の母親で、去年12月29日午後11時50分ごろ、奈良県桜井市の24時間営業のスーパーに6歳の娘を置き去りにした疑いがもたれています。 翌30日の午前1時ごろに、スーパーの従業員から「小さな女の子が店内をウロウロしていて、親らしき人がいない」と110番通報があり事件が発覚。駆けつけた警察官が、女の子を発見し一時保護しました。その後すぐに父親が迎えに来て、女の子にけがはありませんでした。 防犯カメラには、通報の約1時間前に、母親がスーパーの駐車場に車を停めて店内に入り、女の子を入り口付近に置き去りにして、1人で車で去る様子が映っていたということです。 警察の調べに対し、母親は「娘を置き去りにしたことに間違いはない」と話す一方、「次の日に友人と会う約束をしていて、当時ケンカをしていた夫に娘を迎えに来るように電話で伝えていた。私が娘と一緒にいると迎えに来ないと思った」などと話し、犯意を否認しているということです。 女の子が置き去りにされた当時、外気温は氷点下だったということで、警察がさらに詳しい経緯を調べています。