24年の通信傍受、19事件 逮捕99人、裁判所の請求却下も

法務省は28日、全国の警察が2024年、通信傍受法に基づき携帯電話の通話を傍受したのは前年より3件少ない19事件で、99人の逮捕につながったと発表した。傍受令状を請求したが、裁判所に却下され実施に至らなかった事件も一つあった。 19事件の内訳は薬物関連9、組織的殺人3、拳銃所持2、窃盗2など。傍受は2万1565回で、うち犯罪に関連した通信は1939回だった。傍受令状の請求は計57件で全て認められた。一方、却下されたのは組織的殺人事件で、6件の請求がいずれも退けられた。 法施行から25年間で適用されたのは計260件で、逮捕者は1619人となった。

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