兵庫県警姫路署は5日、会社法違反(特別背任)の疑いで、同県姫路市の会社役員の女(55)と、同市の会社員の男(49)を逮捕した。 同市の建築工事会社の社長だった女と、同市の労災保険事務組合の代表だった男の逮捕容疑は共謀し、2018年7月31日ごろ、架空の労災保険の契約金名目で現金約108万円を同社に請求し、同年8月10日に支払わせ、損害を与えた疑い。調べに対し、女は「そのような事実はない」と否認。男は容疑を認めている。 同署によると、女の後任の男性(49)が、不審な金の流れに気付き、社内調査の結果、架空請求が発覚したという。