警察庁は5日、特殊詐欺の被害防止を呼びかける芸能界の有志で結成されたプロジェクトチーム「SOS47」のメンバー、伍代夏子さんら4人の功績をたたえ、表彰式を行いました。 特殊詐欺被害を防止するため2018年に発足した、芸能界の有志で結成されたプロジェクトチーム「SOS47」。 警察庁は5日、チーム発足時から「特別防犯支援官」として全国で啓発活動に積極的に取り組んできた、歌手の伍代夏子さん、TOKIOの城島茂さん、EXILEの松本利夫さん、タレントのコロッケさんの4人の功績をたたえ、表彰式を行いました。 伍代さんは表彰式で、国際電話番号からの特殊詐欺が急増していることについて、「電話がかかってこないようにするのが1番」「国際電話は申し込めば無料で止めることができる」と呼びかけました。 また、去年1年間の全国の被害額が過去最悪となったSNS型投資・ロマンス詐欺について、城島さんは「恋の病はお医者さんでも治せないくらいのものです」としたうえで、「会ったこともない人とのやり取りでお金というキーワードが出たら、詐欺だと思ってほしい」と訴えました。 松本さんは、警察官を騙った手口の詐欺が増加していることを受けて、「警察官はLINEなどのアプリで警察手帳や逮捕状などの画像は絶対に送ってきません。金銭などの話が出たときには、誰かに相談したり、警察署に行ったりしてください。必ず1人では決めないでください」と強く呼びかけました。