長野県内では詐欺の被害が相次ぎ、長野市の90代の女性が現金1050万円をだまし取られました。 調べによりますと、長野市に住む90代の女性は、2月中旬、警察官を名乗る女らから電話があり、「手元にあるお金に犯人の指紋があるか調査したい。駐車場にお金を置いておけばお金の調査をします」などと言われました。 女性は3月上旬、指示通りに敷地内に現金1050万円を置きだまし取られました。 一方、松本市では、20代の女性の携帯電話に警察官を名乗る男から、「キャッシュカードが犯罪に使用され、逮捕状が出ています」などと電話がありました。 そして「身の潔白を証明するため資金調達をする必要がある」と言われ、女性は指定された口座に現金合わせて439万円を振り込みました。 また塩尻市の80代男性は、パソコンを操作中に「ウイルスに感染した」との画面が表示され、連絡先に電話しました。 男性は指示された通り、インターネットバンキングにログインするなどし、161万円をだまし取られました。 警察では、電話などでお金に関する話が出たら詐欺を疑うことや、インターネットバンキングのIDやパスワードを他人に教えないよう注意を呼びかけています。