大分東警察署の現職の警察官が詐欺の疑いで逮捕された事件について、県警の幡野徹本部長が10日の県議会本会議で謝罪しました。 この事件は大分東警察署生活安全課の巡査、安達明音容疑者(27)が、他人に譲渡する目的で金融機関の口座を開設し、キャッシュカードなどをだまし取った詐欺の疑いで逮捕されたものです。 10日の県議会一般質問で高速道路の規制速度に関する質問に対し、県警の幡野徹本部長は答弁に先立ち事件について謝罪しました。 (県警・幡野徹本部長)「県警察の信頼を著しく損なうものであり、大変申し訳なく思います。本件を重く受け止め、規律の振粛を徹底し、職員一丸となって信頼回復に取り組んでまいります」 事件は今年1月、他の都道府県の県警から安達容疑者の口座が特殊詐欺事件に使用されていると情報提供があり発覚。口座には複数の被害者から合わせて数百万円が入金されていたということです。 幡野本部長は「捜査を徹底し、厳正に対処する」と説明しました。