16年前静岡県長泉町で起きた強盗致傷事件で、時効成立直前に逮捕された男の裁判員裁判で、検察側は懲役7年を求刑しました。 起訴状などによりますと、無職の被告(40)は2009年10月長泉町のドラッグストアで、知人の男と共謀の上、店長の男性に包丁を突きつけ脅迫し、金品を奪おうとし、男性に重傷を負わせたとされています。 11日午前静岡地裁沼津支部で開かれた公判で、検察側は「犯行を主導し責任は重大。金目当てに強盗を計画し、誠に短絡的かつ身勝手で酌量の余地はない」などと被告に懲役7年を求刑しました。 一方の弁護側は「被害弁償として15万円を送金している懲役4年が妥当」との意見を述べました。 判決は13日言い渡されます。