ITジャーナリストの三上洋氏が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）で、東京都新宿区の路上でインターネットの動画配信中の女性が刺された事件についてコメントした。 11日午前9時50分ごろ、東京都新宿区高田馬場の路上で東京都多摩市の女性（22）が男に刃物で刺され、病院で死亡が確認された。警視庁は殺人未遂容疑で栃木県小山市の男（42）を現行犯逮捕した。女性はインターネットの動画配信中で、男は「山手線一周の様子を配信するという予告を見て上京した。動画を見て場所の当たりを付けた」と供述している。 捜査1課は容疑を殺人に切り替え、詳しい経緯を調べる。男は2021年に動画配信を通じ女性を知り、22年ごろから金を貸すようになったと話している。「トラブルがあった。200万円を超える金を貸したが返ってこなかった」としており、昨年1月に栃木県警に相談していた。捜査関係者によると、双方が金銭を巡り都外の警察に相談していた。 番組では、動画配信のリスクについて、三上氏の「個人や場所の特定など様々なリスクを想定する必要がある。視聴者とは親しくなり過ぎない、配信外では会わない、連絡を取らないなど自ら身を守る対策を」とするコメントを紹介した。