東京・新宿区の路上で１１日、動画配信中の女性が刺され死亡した事件で、警視庁は、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した小山市の男の身柄を１３日、容疑を殺人に切り替えて検察庁に送りました。 殺人の疑いで検察庁に身柄が送られたのは、小山市の職業不詳、高野健一容疑者４２歳です。 事件は１１日、東京・新宿区高田馬場４丁目の路上で、東京都多摩市の職業不詳、佐藤愛里さん２２歳が刃物で刺され死亡したものです。佐藤さんは動画配信アプリを使い「最上あい」の名前で活動していたとみられ、インターネットの動画配信中に襲われました。 警察は１３日、小山市にある高野容疑者の自宅を家宅捜索しました。 警察によりますと高野容疑者は、２０２１年２月に動画配信を通じて佐藤さんを知り、翌年８月ごろから佐藤さんの勤務先の飲食店に通うようになりました。その後、「生活費や携帯料金などで２００万円を超える金を貸した」などと話しているということです。 さらに追及したところ「２０２３年１月から２月ごろから、女性と連絡が取れなくなった」と説明していることが捜査関係者への取材で分かりました。