三重県四日市市の70代の女性が、刑事や検事を名乗る男らから、現金3000万円をだまし取られました。警察が特殊詐欺事件として調べています。 今年1月、四日市市に住む70代の女性の携帯電話に、東京中央警察署の刑事を名乗る男から電話があり「詐欺事件で逮捕した人物が、あなたから200万円をもらったと言っているので、あなたが持っているお金が犯罪に使用されたお金か調べる必要がある」などと言われました。 その日のうちに検事を名乗る男からも電話があり「警察に言われた通り捜査に協力しなければ、勾留されるかも知れない」などと言われ、不安に思った女性は、指示されるまま先月、2回にわたり紙袋に入れた現金あわせて3000万円を自宅マンションの1階の出入り口付近に置いたところ、何者かにだまし取られたものです。 返金手続きの書類が届かないのを不審に思った女性が警察に相談し、発覚したもので、警察では特殊詐欺事件として捜査しています。