東ヨーロッパのセルビアでは反政府デモが続いていて、首都ベオグラードでは15日、10万人以上の市民らが抗議の声をあげました。 国旗を掲げ、広場を埋め尽くす人々。ロイター通信によりますと、セルビアの首都ベオグラードで15日、市民ら10万人以上による大規模な反政府デモが行われました。 セルビアでは去年11月、改修工事を終えたばかりの駅の屋根が崩落し、15人が死亡する事故が発生。工事を手掛けたのは中国企業で、親中路線のブチッチ政権への不満の声が高まり、政府の腐敗に対する抗議運動が広がっていました。 ブチッチ大統領は15日に会見し、警察官を攻撃したなどとして22人が逮捕されたと発表。「我々はメッセージをよく理解した。我々自身を変えなければいけない」と述べた一方で、「セルビア国民の大半は暴力を望んでいない」と自制を呼びかけました。