ケネディ暗殺機密文書を公開 陰謀論が根強い新事実あるか注目

【ワシントン共同】トランプ米政権は18日、1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関する機密文書を新たに公開した。冷戦下で敵対したキューバなど外国政府の関与説がささやかれるなど、陰謀論が根強い暗殺の新事実が含まれているかどうかが注目される。 ケネディ暗殺は、ウォーレン元連邦最高裁長官率いる調査委員会が64年の報告書で元海兵隊員オズワルドの単独犯行だと結論付けたが、逮捕から2日後に警察署内で地元実業家に射殺され、動機などに不明点が多い。 文書は92年の法律で25年後に全面公開することが義務付けられた。2017年に期限を迎え、第1次トランプ政権やバイデン前政権が公開を進めた。 CNNテレビによると、文書の99%は一般公開されているが、情報源の秘匿などを理由とした情報機関の要請で一部の公開が見送られていたため、中央情報局(CIA)などが関与したとの見方もくすぶっている。 連邦捜査局(FBI)は今年2月、約2400件の新たな記録を発見したと明らかにしていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加