「シャンパン飲もう」vs「亡国」…尹氏弾劾決定に集会場で分かれた明暗

「よし、大韓民国万歳、シャンパンを開けましょう!」 「大韓民国はもう終わりだ!」 4日午前、韓国憲法裁判所が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免を決定した瞬間、弾劾賛成・反対の集会場では明暗が分かれた。賛成側は「勝利した」と歓声を上げ、反対側は「受け入れられない」と絶叫した。 この日午前11時22分、文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁判所長権限代行が時計を確認した後、「被請求人の大統領・尹錫悦を罷免する」と述べた瞬間、弾劾賛成集会側からは歓喜の声があふれた。ソウル竜山区(ヨンサング)の官邸近くで弾劾賛成集会を開いた「ろうそく行動」側は、互いに抱き合って「大韓民国万歳」と叫んだ。準備してきたプラカードを頭の上に振りながら踊ったり、「本当に良かった」と号泣する参加者もいた。 キム・ヒョジンさん(48)は「二度とこのようなことが起きてはならない。国民が尊重される大韓民国になってほしい」と涙を流した。海兵隊予備役連隊は、事前に準備してあったシャンパンを開けて皆で飲んだ。 ソウル鍾路区(チョンノグ)の憲法裁判所周辺に集まった「非常行動」集会場も、宴のムードだった。文権限代行が決定文を読む度にしきりに「そうだ」と相槌を打って手を叩いた。一部の集会参加者は涙を流してうなずいた。認容決定を確信したように笑顔を浮かべ、浮かれた表情で集会場所をあちこち走り回る市民もいた。 光化門(クァンファムン)に移動した市民たちはケンガリ(小型のドラ)とプク(鼓)を叩いて踊りながら「祭りを続けよう」と叫んだ。ペンライトや旗を振りながら、歌謡曲に合わせて歌う人もいた。 息子と一緒に集会に来たキム・ギョンスさん(52)は「昨年12月3日に戒厳令が宣布された時、心が震えて一睡もできなかった」とし「息を殺して待っていた(憲法裁の)判決が大韓民国の歴史を未来に進める足掛かりになった」と微笑んだ。大学生のヤン・スビンさん(21)は「全面的に広場に出てきた国民のおかげで憲法裁の判決が下されたと思う」と述べた。 弾劾反対を叫んでいた集会場では、ため息と嗚咽の声が広がった。竜山区漢南洞(ハンナムドン)の大統領室官邸近くのボルボビル前で開かれた「大韓民国再生国民運動本部」の集会場は、「結果は受け入れられない」という反応を示した。この日、舞台に立ったサラン第一教会のチョン・グァンフン牧師は、宣告開始10分が過ぎた頃から表情が硬くなった。宣告開始約16分後に席を立ったチョン牧師はまた戻ってきて「きょうの宣告は詐欺」と言い、「4・19(四月革命)や5・16(軍事クーデター)の時のように国民抵抗権を行使しなければならない」と叫んだ。 大統領国民弁護団が戦争記念館の前で開いた「職務復帰歓迎」集会も結局目的通りに進められなかった。宣告中、「被請求人の主張を受け入れることはできない」という発言が出る度に「くだらないことを言っている」「でたらめだ」のような激しい反応と「ああ」というため息がこぼれた。宣告が終わった後は尹大統領の弁護を務めたペ・ウィチョル弁護士に向かって「大統領も守れないのか」と大声を上げる人もいた。 憲法裁判所の近くではヘルメットと防毒マスクをつけた男性が警察のバスの窓ガラスを鈍器で割って共用物損傷の疑いで現行犯逮捕された。警察はこの男性からこん棒も押収した。近隣のスウン会館前で開かれた反弾劾集会の参加者は「大韓民国が共産化した」、「大統領を守れなかった国民の力を解体せよ」と叫んだ。集会を見守った50代の男性は「国を守れなかったという思いで腹が立って言葉が出ない」と話し、嗚咽した。 警察は同日午前、弾劾反対集会に最大1万1300人余り、賛成集会に最大1万1000人余りが集まったと非公式の推算を出した。警察は、「甲号非常」を発令し、憲法裁と官邸周辺に車両で壁を作るなど、進入を統制した。全国から機動隊338部隊、2万人余りが配置された。

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