背任の罪で元教師の男に実刑判決 勤務していた会社に1000万円の被害

以前勤めていた会社で自己の利益を図る目的で、電設工具を発注し、1000万円あまりの損害を与えたなどとして、背任の罪に問われた男(41)に対し、懲役1年10カ月の判決が言い渡されました。 判決によりますと、男は、2020年3月から21年11月にかけて、業務に必要のない工具を繰り返し発注し、当時勤めていた会社に1020万円あまりの損害を与えたとされています。逮捕された当時は、熊本県立学校の教師をつとめていました。 熊本地裁の中田幹人裁判官は「被害は多額で、発覚を免れる目的で自ら調達先に受け取りに行くなど、巧妙さもみられる」「犯情は良くなく刑事責任は重い」などと判決理由を述べました。

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