関東で相次ぐ強盗事件のうち、おととい、千葉県市川市の住宅で軽乗用車などが奪われた事件で、警察は新たに21歳の男を逮捕しました。 自称・横浜市旭区の内装工、高梨謙吾容疑者(21)は、おととい未明、市川市の住宅に押し入り住人の女性(50)に対し暴行を加え、けがをさせたうえ、「金はどこだ、殺すぞ」などと脅し、軽乗用車などを奪った疑いがもたれています。 警察によりますと、高梨容疑者は事件後、逃走していましたが、きのう未明、神奈川県内の警察署に自首しました。高梨容疑者は調べに対し容疑を認めたうえで、「ほかの強盗事件にも関与している」という趣旨の話をしているということです。 この事件では住人の女性を埼玉県の宿泊施設で監禁したとして、藤井柊容疑者(26)がすでに逮捕されています。 藤井容疑者をめぐっては、横浜市青葉区の住宅で住人の男性(75)が殺害された強盗殺人事件と、千葉県船橋市で高齢夫婦が暴行を受け、現金およそ900万円が奪われた強盗傷害事件について、いずれの住宅からも藤井容疑者の指紋が検出されたことが分かっています。 警察は関東で相次ぐ強盗事件のうち、少なくとも3つの事件に藤井容疑者が関わっているとみています。 一方、東京・国分寺市の住宅で現金およそ550万円が奪われた緊縛強盗事件では、強盗傷害などの疑いで樋口伶奈容疑者(30)が逮捕されました。樋口容疑者は実行役から被害品を受け取って運搬したとみられています。 相次ぐ強盗事件について、合同捜査本部は、それぞれの事件の関連や指示役の解明を進めています。