東京・銀座の老舗料亭「金田中」は15日、公式ホームページに謝罪を掲載した。社長の岡副真吾容疑者(63)が11日まで、覚醒剤と大麻を所持したとして、警視庁向島署は覚醒剤取締法違反(所持)などの疑いで逮捕された。 金田中は、芥川・直木賞の選考会が行われる新喜楽や、吉兆とともに“日本三大料亭”と称される老舗。銀座や北青山に4店舗を構え、森喜朗氏や岸田文雄前首相ら政財界から人気を博す。先月には石破茂首相も訪れたばかりだった。 ▽謝罪全文 この度は、当社代表取締役に関する一部報道に際し、関係者の皆様、そして日頃よりご支援頂いております皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、心より深くお詫び申し上げます。 岡副真吾は当社代表取締役を含め、その全ての役職につき辞任意向を示しております。 今後速やかに後任者の選定を含めて今後の体制構築を進めてまいります。 当社としましては、今回の事態を厳粛に受け止め、社員一同襟を正しコンプライアンス体制の一層の強化に努めてまいります。 なお、店舗営業は今までどおり継続させていただきたく存じます。 暫時休業も検討いたしましたが、真摯に事業に取り組むことこそ信頼回復への第一歩である、と考え、一人でもいらして下さるお客様がいる限り、店として、こころを尽くしておもてなししたい所存でございます。 新代表取締役、社員一同以下、信頼を回復するべくこれまで以上に責任をもって真摯に取り組み、皆様のご期待に応えられるように尽力して参る所存です。 今後につきましては、改めてご報告させて頂きます。 本件に関して、各位には重ねてお詫び申し上げます。 金田中