スーパーでセルフレジシステムを悪用して万引をしたとして、兵庫県警尼崎北署は15日、窃盗容疑で尼崎市の無職の女(35)を逮捕した。商品のバーコードをスマートフォンで読み取って精算するシステムで、女は安価な1点のみをスキャンして会計をごまかしていたという。 逮捕容疑は15日午後0時50分ごろ、自宅近くの複合商業施設内のスーパーで、菓子7点(1370円相当)を万引した疑い。 同署によると、女のカートには上下2段に食料品など約80点(約2万円相当)で満杯の買い物かごが置かれていたが、スキャンしたのは51円のミネラルウオーターのみだった。「ぼーっとして精算を忘れていた」と供述し、容疑を認めているという。 同店では10日にも女が、カートの上下2段に満杯の買い物かごがあるにもかかわらず、商品1点だけを精算して店外に出る事案があり、スーパーが同署に被害届を出していた。同署が関連を調べる。