整形し時効寸前まで逃亡 石田えりが松山ホステス殺人事件犯人描く「私の見た世界」予告編&新場面写真、ポスター公開

松山ホステス殺人事件の犯人の手記を基にし、石田えりの監督・脚本・編集・主演で映画化した「私の見た世界」の予告編、新場面写真が公開された。 1982年(昭和57年)8月19日に発生し、15年の時効まであと数日という1997年(平成9年)7月29日に犯人である福田和子が逮捕され、日本犯罪史に残る大事件として世間の耳目を集めた松山ホステス殺人事件。その福田和子が松山拘置所内で自ら綴った原稿用紙360枚にわたる激動の半生「涙の谷」(扶桑社刊)を原作に、石田が、自ら監督・脚本・編集・主演の4役に携わり映画化。石田にとって初の長編監督作で、整形手術を繰り返し、14年11カ月10日にわたった逃走の日々を新たな視点から描き出す。 36歳の女は、4人の子どもたちから愛されている普通の母親だった。しかし、幼い頃に受けた心の傷は、無意識に、彼女自身に影響を与えていた。そして、大変なことをしてしまう。顔を整形し、時効までの15年を逃げ切ろうと決意する。世間から極悪人と呼ばれるようになり、逃げれば逃げるほど、普通の顔をした世間の悪意は強まってゆく……。 公開された予告編は、逃走中の福田和子を直接想起させるような表現で、一瞬たりとも目が離せない石田の監督としての手腕が光る。また、クローズアップで登場する出演者たちの表情にも大きなインパクトを受けるだろう。佐野史郎や大島蓉子をはじめとする出演者たちの顔ぶれも確認できる。関口ふで、蒲生純一、夏川さつき、後藤ユウミ、下総源太朗、林歩楓、スガ・オロペサ・チヅル、日下部そう、山内ナヲ、櫻井紗季、岡本舞、仲野元子、黒井悠未、塩野谷正幸、吉田武房、西山水木、世志男、松下太亮らが共演。 7月26日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

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