4月25日、浜松市中央区で50代の男性が刃物で切り付けられた殺人未遂事件について警察は、28日、元暴力団員の男を逮捕しました。男は、全国に指名手配されていて警察署には歩いて出頭してきたということです。 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団山口組系國領屋一家の元組員で浜松市中央区幸の無職の男(51)です。警察によりますと、容疑者の男は4月25日午前1時ごろ、浜松市中央区の喫茶店の駐車場で50代の男性の左足を刃物で切り付け殺害しようとした疑いがもたれています。 切り付けられた男性は國領屋一家の組員で、病院に運ばれましたが命に別状はないということです。容疑者の男は事件の後、逃走し、警察が全国に指名手配していました。 写真を公開して情報提供を呼びかけていたところ、28日正午ごろ、容疑者の男が1人で歩いて浜松東警察署に出頭してきたため逮捕に至りました。 この事件を巡っては、逃走の際に容疑者の男が使った車を移動させ、捜査を妨害したとして47歳の男が犯人隠避の疑いで逮捕されています。また、事情聴取に応じず捜査を妨害した疑いで47歳の女が逮捕されましたが、この女については釈放されています。 警察は容疑者の男の犯行の動機や逃走後の行動などについて詳しい調べを進めています。