【ストップ!詐欺被害】「固定電話が使えなくなる」「あなた名義の通帳に被害金が」1800万円をだまし取られる

警察官を装ったとみられる人物から犯罪への関与をほのめかされ、福岡市の85歳の女性が、現金およそ1800万円をだまし取られました。 警察によりますと、4月18日、福岡市東区に住む85歳の女性の家にNTTの職員を名乗る人物から「固定電話が使えなくなる」と電話がありました。 その後、電話を代わった警察官を装ったとみられる人物から「あなた名義で携帯電話が契約されている。詐欺グループがあなた名義の通帳を持っていた。その通帳に被害金を振り込んだ人がいる。あなたが犯罪に加担していないことを証明するために、お金を確認する必要がある。全財産を入金すれば無実が証明できる」などと言われました。 女性は指定された口座に3回にわたりあわせて現金1782万円を振り込み、だまし取られました。高額の出金を不審に思った金融機関が警察に通報して、事件が発覚しました。 福岡県内でのことし3月までに、ニセ電話詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は28億6000万円で、過去最悪だった去年を大幅に上回るペースで増えています。 特に、警察官をかたるニセ電話詐欺が急増していて、3月までの被害額は去年の10倍を超える8億7000万円となっています。 警察は「逮捕状」や「資金調査」などの言葉を聞いたら、すぐに電話を切って相談してほしいと呼びかけています。

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