警察官をかたる特殊詐欺が相次ぎ、青森県内でも1億円以上の被害が確認されるなか、警察は緊急の連絡会議を開き、金融機関などに詐欺の手口などを共有し、被害防止を呼びかけました。 県警察本部が開いた緊急連絡会議には、県内の金融機関や通信会社、それにコンビニを運営する企業などの担当者が出席しました。 会議では「+」から始まる国際電話を使った詐欺が急増しているため、国際電話を受信できなくする設定が紹介されたほか、コンビニ店員や金融機関の職員の声がけで詐欺を防いだ事例が紹介されました。 参加した事業者は 「高齢者に限ったことではないので、不審と感じた場合には、ちゅうちょすることなく声をかけていきたい」 2025年に入り警察官をかたる詐欺が相次いでいて、被害額はすでに1億円を超えています。 県警察本部 生活安全企画課 信平 誠 課長 「警察はSNSで連絡はしない。SNSで『逮捕状』や『警察手帳』を見せたり送信したりしない。捜査名目で金銭を要求しない。警察はそうしたことをしないので、気をつけていただきたい」 県警察本部は、外部の機関とも連携しながら被害防止に取り組むとしています。