知人男性に対し入院治療中であるかのように装い、病院の個室代名目で現金をだまし取ったとして、60代の男が詐欺(借用)の疑いで逮捕されました。男は先月21日に別事件の窃盗容疑で逮捕されていました。 逮捕されたのは長崎県佐世保市に住む無職の男(64)です。 警察によりますと、男は知人の70代男性に複数回電話する中で入院していると信じ込ませ、「手術後の感染症予防のため個室に移りました。個室代は医療ミスをした医者が後で全額支払ってくれます。個室代を貸してください」と嘘を言って、去年12月、口座に現金7万8,000円を振り込ませて騙し取った疑いがもたれています。 男は先月21日、佐世保市内の雑貨店からリュックなどを万引きした疑いで逮捕されており、警察ではその後の捜査で、今回の犯行も明らかになったとして13日、男を詐欺(借用)の疑いで逮捕しました。 調べに対して男は「嘘を言って振り込ませたのは間違いないが、返すつもりだった」と容疑を否認しています。